会社に引き出しが多い人がいます。いろいろなことに興味をもち、オタク気質を生かして深く知識をつけていく性格です。私の好きそうな場所や物をピンポイントで教えてくれるので、とても助かります。今回は、当時栄えていたであろうシャッター通りを散歩して来ました。
山北駅は246号線のバイパス沿いで車と相性が良い。
山北町は神奈川県西部で、静岡県との県境にあります。東海道線が熱海経由になる前には、ここ山北駅を東海道線が通過していました。国府津ー沼津間の東海道線の乗り入れでたくさんの人が来るために商店街が賑わっていたのでしょう。

駅からまっすぐに出来た道路沿いに建っているシャッターの降りた商店街。土曜日の週末で人1人も居ない写真が撮れる状況です。倒壊しないように町で管理したら古いものお好きに喜ばれるかも。二階屋の建物は令和初期にはほとんどが店を閉じています。
商店街の建物は住まいと一体の二階屋です。現在も住んでいる方が居るのでしょう。商店街の店主が高齢になって引退し、シャッター通り化したと思われます。寂しいですが、引退世代が年金で暮らしができていることを考えたら良い事ですね。

この商店街は、車両侵入禁止の歩行者天国です。

家屋の距離間が狭いですね。この場所はまだ広い方で、裏口がありポストがあります。1から5センチ程度の隙間で建っている家屋は建築の技術を感じずにはいられない。
閉店したのか分からない店舗
管理がされていない建物で閉店していると思ったのですが、木彫りのアートが生きているようで、老朽化した建物と何だかアンマッチ。



中を覗くとクリスマスツリーがあって季節感が一致。まだ営業しているのかもしれませんね。
今でもちゃんと営業している店舗があります。
鮮魚店「魚一」です。神奈川名物「鈴廣のかまぼこ」を取り扱っています。
静岡県と隣り合った町「神奈川県山北町」ですが、「静岡県東部の小山町」と近く、本当に神奈川県なのかと忘れてしまいます。

現存した店舗があるのが何だか嬉しい。
山北町は新しい物を取り入れようとする姿勢は感じます。
選挙は年齢層の高めの方の意見が反映されやすいので、田舎に期待しない若い世代は地元を捨てて家を出て行きがちで、どんどん衰退していくのを感じています。
町を見守る観音像がありました。山北商店振興会で設けたものなのでしょうか。

この見守り観音像はポケモンGOのポケストップになっています。町を少しでも盛り上げようと「ポケストップです」と扉に展示されていました。

お洒落なカフェ「さくらカフェ」を発見。
駅から徒歩3分という立地に古民家カフェがありました。

お洒落で立ち寄りたくなりますよね。このさくらカフェは駅から3分という立地で御殿場線利用時、待ち時間ができてしまった時には最高な空間です。
営業時間は、11時から17時までとなります。

私の曽祖母と祖父母の自宅がこのような家だったので親近感というか、実家に帰って来た感じになります。「ただいま」と言って入りたくなる店構えなのにお洒落。
春になると、このお店の前の桜並木は満開になります。だからさくらカフェなのでしょう。花見をしながらお茶できます。
メニューも充実していてリーズナブルです。

カフェめしは、和牛辛口カレー・きのこのペペロンチーノ・カリカリ肉とごぼうの甘辛丼、厚切りトースト(チーズ&カレー・ツナ)スープとミニサラダ付きのセットとなります。これに450円多く払うとスイーツとドリンクのセットをつけることが出来ます。
ドリンクメニューに足柄茶があり地域性も取りれています。また、アルコールも扱っているのでバーの要素もあります。
山北の「さくらカフェ」は246バイパスから車でも便利。
お店の専用駐車場もあります。


山北駅の今後に期待!
結構広い土地が余っていました。何かに有効活用してほしい。お店を建てるとお金も維持費もかかり簡単にたたむことが出来ないので難しいのでしょう。テント式で異国感を出したら新しい物好きの地元民が来てくれそうと想像を巡らせる。

電車がきたら、お店を畳む「タイのメークロン市場」風。日本のメークロン駅「山北駅」とかね。安全性にうるさい日本では無理なんだけど擬似的にやったら面白そう。